バイナリーオプションを初めたばかりの方は、聞き慣れない専門用語を聞くことが多々あると思います。
多くの方が、バイナリーオプションについて深く勉強することなく、いきなり取引を始めてしまいますが、長期的に勝ち続ける為に、用語を知っているか知らないかとでは、成果に大きな差が出てきます。
今回はそのような方が少しでも減るように、バイナリーオプションを行う上で覚えておきたい用語をまとめました。
FXとバイナリーオプションで共通で使われる用語は外して、バイナリーオプションのみで使われる用語をまとめましたので、バイナリーオプションを徹底的に極めたいという方は、是非参考にして頂ければ幸いです。
目次
バイナリーオプションの専門用語を徹底解説
バイナリーオプションの用語といっても、よく使われる用語と、あまり使われない用語があります。
あまり使われない用語に関しては、「こんなの絶対使わないでしょ!」と言われそうなくらいマイナーな専門用語も多いので、今回はそのような専門用語は外しました。
バイナリーオプションをやる上で最低限これだけは覚えておきたい用語のみに絞ったので、是非全てをマスターして頂けると幸いです。
※あいうえお順に並べています。
海外バイナリーオプション業者
海外を拠点に運営されている、バイナリーオプション業者。日本の法律の範囲内で運営されていないのと、金融庁に登録されていないバイナリーオプション業者も多いので、業者によっては「出金出来ない」などのトラブルが起こる場合がある。
業者によって取引方法は異なるが、1分、3分、5分、15分、1時間…ectという感じで、購入可能時間から判定時間までの期間が比較的短いのが特徴。取引通貨は数十通貨以上ある業者が多い。
最低購入金額は1000円〜で上限は取引業者によって異なる。ペイアウト倍率は1.6倍から2倍なのが一般的
海外バイナリーオプション業者で出た収益の税金の税率は総合課税で雑所得扱い。
業者例:ハイローオーストラリア、オプションビット(OptionBit)、ザオプション(the option)
期待値
一般的に、確率論において確率変数の実現値を、確率の重みで平均した値。
バイナリーオプションに当てはめると、掛けた金額に対してどのくらいの金額が戻ってくるかの、見込み金額を表したもの。簡単に言うと、「ある事象が起こる確率×受け取り金額」を全て足した数値を期待値と呼ぶ。
例えば、ある勝負をしたとして、1回で1万円掛けて、勝ちは1.8万円、引き分けは0.9万円、負けは0円という勝負をしたとする。
確率(1) | 受け取り金額(2) | 1×2(3) | |
勝ち | 3分の1 | 1.8万円 | 0.6 |
引き分け | 3分の1 | 0.9万円 | 0.3 |
負け | 3分の1 | 0円 | 0 |
(3)の金額を全て足すと、期待値=0.6+0.3+0=0.9
期待値0.9は掛けた金額1万円より少ないので、この条件の勝負をしたら、損をするのでやらない方が良いという事になる。
では、上記と同じ条件の勝負で確率を変えるとと下記になる。
確率(1) | 受け取り金額(2) | 1×2(3) | |
勝ち | 3分の2 | 1.8万円 | 1.2万円 |
引き分け | 3分の1 | 0.9万円 | 0.3万円 |
負け | 0 | 0円 | 0円 |
(3)の金額を全て足すと、期待値=1.2+0.3+0=1.5
期待値1.5は掛けた金額1万円より大きいので、この条件の勝負をしたら、得をするのでやった方が良いという事になる。
このような感じでバイナリーオプションも、勝つ確率をテクニカル分析やファンダメンタル分析によって高められれば、期待値がプラスになりやった方が良い勝負になり得る。
国内バイナリーオプション業者
日本の金融庁の認可を得て運営されている、国内に拠点を置くバイナリーオプション業者。現在はGMOクリック証券(株)、(株)FXトレード・フィナンシャル、ワイジェイFX(株)、トレイダーズ条件(株)、IG証券(株)、(株)FXプライムbyGMO、(株)外為どっとコム、ヒロセ通商(株)、Binary(株)の9社のみ。日本の金融庁が定めたルールの元運営されている為安全性が高い。
2013年からのバイナリーオプション規制により、購入可能時間から判定時間までの期間は2時間ごとと固定され、1日12回の判定が行われる。
取引方法は、ラダー取引、レンジ取引、タッチ取引が一般的。※取引方法の詳しい説明は記事内で紹介。
最初に設定する勝負を賭けるレート差によって購入金額が変動する。チケットやロットという形で、購入金額×購入数を決め、購入する。購入数は証券会社によって制限がある。最低数十円からでも取引可能。取引出来る通貨ペアは10通貨以下と少数。
払戻金額は1000円や1万円という感じで固定されている。ペイアウト倍率は1.0倍〜20倍なのが一般的
国内バイナリーオプション業者で出た収益の税金の税率は分離課税で20.315%
最大購入可能金額
1回の取引で賭けられる最大取引金額のこと。
バイナリーオプションの業者毎に金額は異なるが、利用者が多い国内バイナリーオプション業社のGMOクリック証券は20万円、海外バイナリーオプション業者のハイローオーストラリアは20万円(最大取引額は500万円)。
最低購入可能金額
1回の取引で必要な最低取引金額のこと。
業者毎に異なるが、国内バイナリーオプション業社の場合数十円〜、海外バイナリーオプション業社の場合1000円〜が一般的。
ターボ取引(Turbo)
レートが上がるか下がるかを予想するハイロー取引と変わらないが、取引時間が1分、2分、5分と短期のものを選択出来るのが特徴。
海外バイナリーオプション業社のみで採用されている取引手法である。
タッチ取引
取引から判定時刻までの間で、1度でも指定したレートに届くか、届かないかを予想する取引手法。
主に国内バイナリーオプション業者で採用されている取引手法。
転売
取引から取引締切時刻までの間に勝ち目が低いと判断した場合、もしくは、転売時のペイアウト金額に満足した場合、取引締切時刻を待たずに、途中決済をしてしまうこと。
負けた時に0円になってしまう掛け金も、マイナスを少なくすることが出来る。
取引開始時刻
バイナリーオプション取引において、取引が可能となった時間のこと。
取引締切時刻
バイナリーオプション取引の15分、30分、1時間などの比較的長期の取引において、取引可能時間(購入開始時刻〜取引締切時刻の間)が終了した時間のこと。
基本的に証券会社によって異なるが、判定時刻の1〜2分前に終了することが多い。この時間を過ぎると取引が出来なくなる。
ハイロー取引(HighLow取引)
バイナリーオプションの取引方法を示す。レートが上に行くか(ハイ)、下にいくか(ロー)を賭けるのでこう呼ばれている。海外バイナリーオプション業社のみ採用される取引方法である。
バイナリーオプション
取引したレートから、上に上がるか下がるかどちらかを賭ける取引手法のこと。
バイオプ
バイナリーオプションの略称
BO
バイナリーオプション(Binary Option)の略称。
判定時刻
取引の結果判定が行われる時刻。取引終了時刻とも言われる。
判定レート
判定時刻における為替レート。
ペイアウト率
取引の際に、賭けた金額に対していくら戻るのかをパーセンテージで表したもの。
マーチンゲール法
負けを取り返すために勝つまで掛け金を倍にし続ける手法。
例)最初に1000円でエントリーして負けたとする。その次にエントリーする際、負けて失った1000円を取り返す為に倍額の2000円を賭ける。更に負けたら、2000円の2倍の4000円という感じで賭けていく。
ラダー取引
判定時刻にレートが、設定したレート以上or以下に収まっているかを予測する取引手法。
あらかじめ設定している複数のレートから1つのレートを選択して賭ける。設定レートがエントリー時のレートより離れていれば離れているほど、ペイアウト金額が高くなる。
主に国内バイナリーオプション業者で採用されている取引手法。
レンジ取引
判定時刻まで、決められた上限と下限のレート内に収まったまま(レンジイン)か、それとも決められたレートからはみ出るか(レンジアウト)を予想する取引方法。
主に国内バイナリーオプション業者で採用されている取引手法。
バイナリーオプションの専門用語集まとめ
いかがでしたでしょうか?
用語は知っているか知らないかだけで、バイナリーオプションの考え方や取引の幅が広がることは確かです。
既に知っているという用語もあったかもしれませんが、深く説明出来る人はなかなか少ないかと思います。是非、幅広い知識を身に付けて、日々のトレードに役立てて頂ければ幸いです。

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