こんなお悩みをお持ちのあなたは必見です。
今回は「通貨ペア」をテーマに、億トレーダーのRYUさんにインタビューしてきました。
プロのトレーダーが実践で培った貴重なお話が、きっとあなたのお悩みを解決してくれます。
【監修】RYU 億を安定的に稼ぐプロトレーダー。裁量の技術を独自に身につけ、そのスキルを多くの人に伝えるために、本当に使える為替学を教えるコミュニティ『KIMAGURE』を立ち上げ運営中。 |
目次
通貨ペアはドル円とクロス円
一つに絞るとしたら「USD/JPY(米ドル/日本円)」をおすすめしたいですね。
私の場合、取引のほとんどがドル円なので。
メインをドル円でされているんですね!
貴重な機会なので、もし他にもおすすめがあれば教えていただきたいです!
であればクロス円がいいですよ。
「EUR/JPY(ユーロ/日本円)、GBP/JPY(英ポンド/日本円)、AUD/JPY(豪ドル/日本円)」の3種類ですね。
なぜドル円とクロス円か
ドル円、そしてクロス円がおすすめの理由をぜひ詳しく教えて頂けると嬉しいです!
ドル円にもクロス円にも共通して言えるのが、いち早く分析できるメリットがあるからです。
円が絡む通貨なので、日本の重大ニュースや発言に対する値動きの変化にすぐ反応できますからね。
確かに、日本に住んでいるならその利点を活かしたほうがいいですね。
あとは円が絡む通貨ペアだと他の通貨ペアに比べて通貨取引量が多いので、トレンドの傾向が見えやすいのもポイントです。
僕の経験も踏まえ、各通貨ペアの特徴をまとめました。
①USD/JPY(米ドル/日本円)
・他の通貨に比べチャートパターンが綺麗でテクニカル分析しやすい
・アメリカの取引量が活発な深夜にトレンドが出やすい
②EUR/JPY(ユーロ/日本円)
・ユーロは特に通貨取引量が多い為、大衆心理が働きやすテクニカル分析に効果的
・ドル円の動きに引っ張られる傾向にある
③GBP/JPY(英ポンド/日本円)
・一定方向に一気に動く傾向にある
・米ドルやユーロに比べ取引量が少ないため、投機の対象になりやすく値動きが荒くなる
④AUD/JPY(豪ドル/日本円)
・オーストラリア経済が世界の経済成長と密接に関連するため「リスクオン/リスクオフ」が顕著
・時差の都合上、日本時間午前3時にシドニー市場が開くので、午前中のボラティリティが高い
時間帯を必ず意識して臨む
RYUさんは一日中トレードされてるんですか?
そんなことはないですよ。
最初の頃は、それこそ一日中チャートに張り付いていたりもしましたが。
では、エントリーが狙いやすい時間帯などがあったりするんでしょうか?
クロス円であれば「9:00~12:00」「16:00~24:00」が良いです。
「逆張り」は午前中、「順張り」は16:00~24:00ですね!
なるほど!
時間帯によって狙いやすい手法が変わってくるんですね!
あとバイナリーオプションの場合、動きがない「12:00~16:00」の間は引き分け、つまり同値負けになる確率が高くなる傾向があるので、エントリーは避けた方が良いですね!
順張りが狙える時間
✔16:00~24:00
理由:為替取引の大半を占めている「ロンドン市場」と「アメリカ市場」の開場により、大量の資金投入で一定方向に動きやすい
※トレンド発生時は「逆張り」で負けやすくなるのでくれぐれも注意!
【チャート例:EUR/JPY(ユーロ/日本円)】
逆張りが狙える時間
✔9:00~12:00
理由:「東京市場」の開場で日本人がメイン。日本人は心理的にトレンドと逆方向にポジションを持ちやすい傾向にあるため逆張りが効く。
【チャート例:EUR/JPY(ユーロ/日本円)】
避けるべき時間は
✔12:00~16:00
理由:「ロンドン市場」開場に向け動きがほとんどないため、エントリーしても引き分け、負けの確率が高くなる。
【チャート例:EUR/JPY(ユーロ/日本円)】
海外市場の休日に注意
相場分析において「経済指標」や「要人発言」に警戒することも重要ですよね。
僕は、「雇用統計」と「ISM製造業景況指数」は特に警戒し、エントリーを避けるようにしています。
RYUさんはいかがですか?
重大な指標や発言、ニュースなどはもちろん注意を払っています。
あと挙げるとしたら、主要各国の取引市場が休日の時ですね。
なるほど、そこはあまり気にしてなかったです。
日本もそうですが、土日はもちろん平日でも「国民の休日」があれば各国の市場は休みになります。
休日の取引市場がある日こそ、意外と油断できないんですよね。
なぜ注意が必要?
注意が必要な理由は、「投機による突然の資金介入」がある可能性があるからです。
休日となると、投資家などの市場参加者が一斉に取引を休みます。
そうなると当然、市場取引量が減ってしまいますよね。
そこに付け入る投資家がいるんです。
為替取引は世界中のどこからでも参加できます。
そのため、大口の資金売買があると一気に相場が動きます。
それがいつどこで起こるかわからないので、たとえ「順張り」「逆張り」が狙える時間でも警戒が必要です。
ニューヨーク、ロンドンの休日は特に警戒
1位:米ドル ・・・ 44%
2位:ユーロ ・・・ 16%
3位:日本円 ・・・ 8%
※BIS(国際決済銀行)が2019年に発表したデータ
ご覧の通り、米ドルが取引通貨のほぼ半分を占め、次いでユーロがランクインしています。
通貨ペアでみてもEUR/USD(ユーロ/米ドル)が24%のトップに立っています。
「ニューヨーク」と「ロンドン」が非常に大きな市場規模というのがわかります。
そんな大きな市場が休日になれば、波のなかった相場が急に荒い値動きになりかねませんからね。
「みんかぶFX」などで休日カレンダーが見れますので、しっかり確認しましょう。
ツールに頼らず裁量で勝負
最近は「分析ツール」や「サインツール」など、便利なツールがどんどん増えてきましたね。
そうですね。
ツールを駆使して「勝率を上げたい」「もっと稼ぎたい」という方も沢山いらっしゃいますし。
僕は今は裁量のみで取引するようにしています。
ツールはたしかに便利ですが、せっかくバイナリーオプションを始めるなら自分の裁量で勝負したいなと!
良いこと言いますね!
バイナリーオプションで勝ち続けたいのなら、自分の手法で裁量を磨くことがベストです。
ぜひ、編集長さんの裁量を教えて下さい!
ドル円とクロス円の分析で裁量に磨きをかける
「裁量」と聞くと、おそらく多くの人は細かい分析力が必要で難そうと一歩身を引いてしまうと思います。
僕もそうだったんですが、色んな通貨ペアで分析しようとすると頭がいっぱいになり混乱しますからね。
なので僕は「USD/JPY(米ドル/日本円)」に絞り分析し続けました。
なるほど!
相場分析は、色々線を引いたりチャートパターンを覚えたりと大変ではあったんですが、別に全部を覚える必要もないなとは感じてます。
裁量には無限の選択肢があるので、自分に合った手法、相場眼を磨いていけば良いなと。
あとは、それを改善したり極めていくのみ。
僕の場合は至ってシンプルでした。
【チャート】1分足 or 5分足 or 15分足
✔レジサポラインからの反発狙い
✔ボリンジャーバンド2σ、3σからの反発狙い
✔三尊、逆三尊のリターンムーブ狙い
✔上昇ペナント収縮後の上抜け狙い
✔下降ペナント収縮後の下抜け狙い
最低限、上記の事を頭に叩きつけ、何度も分析トレーニングしました。
手法が至ってシンプルなのもあり、おかげで深く考えすぎず、自分の納得いくタイミングで裁量トレードができるようになりました。
エントリーする際、迷いが生じ躊躇してしまうのが良くないんですよね。
1秒でも0.5秒でも遅れると負ける原因になります。
シンプルな手法でも、自信を持ってエントリー出来るようになったら最強の武器ですね!
エントリーポイントを決めておく
ですがいざ実践するとなると、憶測だけでエントリーしちゃうことがどうしてもあって。
自分で決めたエントリーポイント以外の箇所で取引してしまって大負けを食らってしまったり。
まさに「ポチポチ病」というものですね。
僕の経験でよくあったのが、チャートが気になりすぎて仕事の合間にスマホを見ること。
そして「チャンスかも」って思ったら急いでエントリー。よくありがちな負けるパターンですね。
その解決策として、下のようなことを意識した方が良いなと感じてます。
✔取引時間を決める
✔チャートに張り付く
✔自分が決めたポイント以外ではエントリーしない
マイルールを決めることはトレードにとても重要です。
しかし、これを決めたとしてもポチポチしてしまうことはあります。
これは習慣化させないと治らないので。
だから、僕の場合はとてもシンプル。
✔「ペナント収縮後の上抜け下抜け」のみを狙う
これを狙うようにしてから、勝率が安定し出しました。
一点集中のトレードスタイルですね!
ドル円とクロス円で、ペナントを見つけた時だけエントリータイミングを図ることにしました。
ペナントがなければエントリーしない。
そこは徹底しました。
将来的に裁量を極めるためには、様々な手法を身につけた方がやっぱりいいと思うんです。
でも、始めのうちは一つのことに集中したほうが断然勝率が上がるなと。まずは稼がないと続けられないですからね。
他には、「レジサポラインからの反発エントリーに徹する」とかもやりやすいなと感じてます。
あとついでに話したいんですが、僕が使っているアプリで「FX Alert」というのがあります。
使い方は反発すると予測した値をアプリに登録しておくだけで良くて、そこに達したらアラームで知らせてくれるので便利で使ってます。
さすがにアラームが鳴ってからエントリーすると遅いですが、予測したラインが合ってるか確認する分には良いツールです。
そしたら段々予測精度が上がり裁量に生きてきますね。
はじめから「裁量」が上手くいくことはありません。
日々変化する相場に100点のトレードが出来る人なんていませんからね。
編集長さんのように勝負できる手法を決めて徹底するのがとても重要です。
インジケーターを使いすぎない
僕はバイナリーオプションを始めた頃は、インジケーターを何種類も使えば相場状況が簡単にわかると思い込んでました。
ただインジケーターを多く入れすぎたために、どこでエントリーすべきかわからなくなってしまいました笑
はじめは、そういう状況に陥りやすいですよね。
せっかくインジケーターがあるならと、色々と組み合わせてしまいます。
とても便利でエントリーポイントの選択肢が増えるのは良いですが、かえって「ポチポチ病」の原因になります。
だから、今ではインジケーターを極力使わず、あくまでも「補助」として考えています。
その方がいいですよ!
インジケーターを使わなくても、ローソク足やラインを引いての相場分析などだけで十分取引できますからね。
インジケーターに頼りすぎると、相場を見る目も養われないので。
分析はシンプルに
僕の場合は以下の2つに絞っています。
✔ボリンジャーバンド
✔移動平均線(200日線)
基本的には反発狙いでボリンジャーバンドを見るようにして、上昇下降のトレンドを把握するために200日移動平均線を参考にしています。
ただ最近は、移動平均線だけで分析することもあります。
「20日、30日、48日」と線を増やす工夫をするだけで短期足の反発ラインが見えてきます。
様々なインジケーターを用いなくても、十分に分析を深堀りすることができますね。
シンプルでも独自の手法を磨けば、十分勝負できますね!
RSIもおすすめ
「売られすぎ、買われすぎ」を判別出来るのがRSIです。
そのポイントで反発を狙ってもいいですが、「だまし」があるので注意です。
僕は、「ダイバージェンス」かどうか判断する為に用いることが多いです。
特にRSIの値「80」からのダイバージェンスを警戒し、チャートが高値を更新しているのにRSIが高値を切り下がった時は、「逆張り」で入るか判断材料の一つにしています。
RSIもいいですね!
私も編集長さんのように使ったりします。
「トレンド転換か、一時的な反発か」など裁量の参考にRSIは便利ですね。
バイナリーオプションのおすすめ通貨、時間帯、ツールまとめ
✔「ドル円」と「クロス円」がおすすめ
✔時間帯で「順張り」か「逆張り」かで勝てる
✔分析はシンプルに裁量でエントリー
貴重なお時間を頂きありがとうございました!
まずは通貨ペアは一つに絞って検証してみるのが大事ですね!
いきなり同時に複数ペアを監視するのは非常に難しいので、夜間に値動きが出やすいドル円に絞ってまずは相場分析に慣れていくのがおすすめです!
そこで慣れてくれば、他のクロス円も見るようにするとエントリーポイントを増やしていけますね。
それでは最後までご覧頂き本当にありがとうございました!
RYUさん的に、バイナリーオプションでおすすめの通貨ペアがあればぜひ教えていただきたいです!