プロトレーダーはバイナリーオプションを『ギャンブル』ではなく『投資』と捉えて取り組んでいます。
というのも、バイナリーオプションはギャンブルのように運任せで取引するものではなく、為替相場を読み解き、数々の根拠を元に予測して賭けているからです。
その予測の際に多くのプロトレーダーが見ているのが『ローソク足』です。
ローソク足の見方をしっかりと身につけていかないと、バイナリーオプションでは勝ち続けられません。
逆に言うと、ローソク足をきちんと理解すれば、今後も安定したトレードが出来るようになります。
僕も最初の頃は、ローソク足は必要ないと思って、全く意識しませんでした。
しかし、それだと成績が安定しなかったんですよね。ローソク足を意識するようになってから、成績が安定するようになりました。
なので今回は、バイナリーオプションで使える、ローソク足とその形ごとの特徴について見ていきたいと思います。
一度、身につけた知識は裏切りません。
最初は量が多くて大変だと思いますが、頑張って覚えていきましょう!
ローソク足とは

ローソク足のひとつは一定時間の中での価格変動を示したものです。
ローソク足は、短い期間だと1分、5分、15分などの、分区切りの分足(ふんあし)というものがあり、長いものだと月足(つきあし)と呼ばれる月単位のものまであります。
1分足1本は1分間の値動きを、5分足1本は5分間の値動き、1時間足1本は60分の値動きを表しています。
バイナリーオプションでは、取引期間が短いので、ほとんど見る時間足は1分、5分、15分が多いと思います。
ローソク足の見方
ローソク足には陽線と陰線の二種類があります。
陽線はローソク足が切り替わった始まりの時間より価格が上ったことを示し、陰線は逆に最初より価格が下がったことを示します。
チャートはこの2種類のローソク足によって作られています。
また、ローソク足は『実体』と呼ばれる太い部分と、『ヒゲ』と呼ばれる線状のパーツの2つで成り立っています。
状況によってヒゲの部分はついてないこともありますが、どちらも価格の変動を表す重要なパーツです。

始値(はじめね)・・・そのローソク足の最初に付いた価格
終値(おわりね)・・・そのローソク足の最後についた価格
高値(たかね)・・・・そのローソク足のなかで最も高くなった時の価格
安値(やすね)・・・・そのローソク足のなかで最も安くなった時の価格
実体・・・・ローソク足が始まった時の価格と、最終的な株価の長さを示す
上ヒゲ・・・ローソク足の中で最も高くなったポイントから、最終的に下がったことを示す
下ヒゲ・・・ローソク足の中で最も安くなったポイントから、最終的に上がったことを示す
ローソク足をみると、相場の様々な傾向がみえます。
どんな時に上っていき、どんな時に下がっていくか。
具体的な例とともに見ていきましょう。
ローソク足の種類から予測する相場パターン
ローソク足にもいくつか種類があり、その形から相場の今後の動きを予測出来ることがあります。
そのなかでもメジャーであり、多くの方が意識する典型的なローソク足の形とパターンを詳しく説明します。
6つの上昇パターン
陽線
陽線は、形によって上昇のサインを表します。
これが出ると、相場が上昇へと変わるサインになります。
①陽の丸坊主

始値から終値までずっと価格が上がり続け、ローソクの上下にヒゲがなく、実体のみで形成されたローソク足です。
これが出るときは『買い』。
つまり、上昇の勢いが強く、今後も上がる傾向にあることが予測されます。
②陽の大引け坊主

こちらも①の丸坊主と同じく価格が上昇する時に現れるローソク足です。
丸坊主は最初から最後まで上がり続けた実体のみの陽線ですが、陽の大引け坊主は実体部分より短い下ヒゲがついています。
下ヒゲがつくということは、一度少し下がったところ上に押し戻され、さらに始値よりも上ったところで終わったことを意味するので、これもまた上昇する傾向があるとみなせます。
③陽の寄付き坊主

こちらは②の陽の大引き坊主とは逆に上ヒゲがついており、少し上昇の勢いが弱くなってきていることを示します。
この大引け坊主は上昇トレンドの終わりかけの頃に出てきがちで、丸坊主や大引け坊主ほど強力では無いもののまだ上昇の波にいることを示すローソク足です。
④下影陽線・⑤下影陰線(カラカサ)

四番と五番は、陽線と陰線と違いはありますが、それぞれがローソクの下に長いヒゲを付けています。
長いヒゲということは、一度下がったものの強い上昇の勢いを受けて最終的に上ったことを示しています。
下落トレンドの時に見られた場合、下落が終わりに近いことを意味し、これから上昇していく可能性が高いです。
⑥トンボ

トンボは始値のところまで完全に押し戻され実体が無く下ヒゲが長いのが特徴です。
これも下落最中、または底値(直近で最安値)に現れた場合、買いの勢いに押されてこれ以上、下がれないことから、これから上昇すると予測できます。
僕は逆張りエントリーをメインとしていますが、高値or安値付近でヒゲの長いローソク足がでると、その後は逆方向にいってくれることが多いので、かなり意識して見ています。
6つの下降パターン
陰線
陰線は、形によって下落のサインを表します。
これが出ると、相場が下落へと変わるサインになります。
①陰の丸坊主
ローソク足の上下どちらにもヒゲがついておらず、始値から終値までずっと下降を示すローソク足です。
一度も上りもせず、上に押し返されることも無かったので、このローソク足が出た後はしばらく下落していくと考えられます。
②陰の寄付き坊主

こちらはローソクの下に短いヒゲが付いており、一度価格が下がったものの、わずかに下からの押し上げがあったことを示しています。
一般的に下降トレンドの最中に現れ、丸坊主ほどの威力はないものの下降が続く傾向があります。
③陰の大引け坊主

陰の大引け坊主は寄付き坊主の逆で、始値より少し上に上がったものの、上からの反発を受けて下に下がったローソク足です。
これもまだ下降トレンドにある場合が多いので、そのまま下降する流れと捉えられます。
また、高値圏(直近の中で価格が最高値にあたる範囲)で陰の大引け坊主が現れた場合、これから下降する可能性が高いです。
下降パターンを示す①〜③のローソク足で一僕が番よく使っているのが③の陰の大引け坊主です。
傾向的に逆張りの場合、ハイよりローの方が勝率が良いので、高値圏で上ヒゲをつけてるローソク足が出るときは、僕の中ではかなり鉄板のエントリータイミングであります。
④上影陽線・⑤上影陰線(トンカチ)

ローソクの実体部分がとても小さく、上ヒゲが長いローソク足です。
一度上昇の圧力を受けるも下に落ちる勢いに負けていることから、下降のエネルギーが優勢にあることを意味します。
高値圏で現れる場合は、後に下がっていく可能性が高いです。
⑥トウバ(塔婆)

一度上昇するも、始値まで押し返されて始値と終値が同値となっており、ローソク足の実体部分が殆ど見られず、上ヒゲの長い形をしています。
トウバが高値圏で出た場合は上昇が止まったことを示すので、下降に備えます。
それ以外の場面で見られたときは為替相場の小休止、つまり停滞を意味しています。
トウバも僕のお気に入りのローソク足で、高値圏で見ると逆張りでエントリーしていますが、殆ど勝てています。
個人的にはヒゲが長いローソク足は逆張りに強いなって思います。
一旦休止・様子見を示すローソク足
①小陽線・②小陰線(コマ)

どちらも実体の部分がとても小さく、上下に本体と同じくらい、もしくはそれ以上の長さのヒゲがついています。
価格の動きが上下どちらにも見られたものの、最終的に始値とほとんど変わらない価格で落ち着いたことを示しています。
これが出ているときは相場が横ばいになり、今後どちらの動きになるか様子を見る必要があります。
③十字線(足長同時線・寄せ線)④四値同時線(寄引同時線)

こちらは、上昇と下降の両方のパワーバランスがほとんど同じ状態にあることを示し、相場の転換ポイントで見られます。
④の四値同時線ですが、上下にヒゲがなく、実体もないので横棒です。
これは上にも下にも動かず、始値から終値まで同じ価格で終わっているので、相場に動きがなかったことを意味します。
これは上下どちらに動いていくか様子を見る必要があるシグナルです。
ローソク足の見方まとめ
実際のチャート上では、様々な要素がチャートに影響を与えるので、ロウソク足だけでは100%予想通りの動きをするとは限りません。
なので、他のテクニカル要素と総合して、判断していく必要があります。
最初は『覚えることが多くて不安』かもしれませが、プロトレーダーも最初は何もわからない状態からスタートしています。
一度の全てを覚える必要はありませんので、徐々にチャートを見ながら覚えていくようにしましょう。
複雑で難しく見えるチャートも、知識や経験をつけていくと、面白いほど勝率が上がります。
最初はスローペースでもいいので、常勝トレーダーになるために少しずつ知識をつけていきましょう!
最後まで読んで頂き、ありがとうございました!

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