バイナリーオプションで稼いでいくために、人によってさまざまなインジケーターを活用し、自分の取引しやすい形を探していくのがトレーダーです。
その中で今回は、数あるインジケーターの中でもバイナリーオプションで活用している人が多い移動平均線について、どのような使い方をすれば勝率が上げられるのか、具体的な手法なども公開していきます。
移動平均線のみでも勝ち越すことは十分可能なので、今勝てる手法を探しているという方は、ぜひご紹介する手法を検証してみて「自分に合いそうだ」と感じられたら取り入れてみてください。
【監修】SHO 月収分以上をわずか1日で稼ぐプロトレーダー。最初は給料を入金しては溶かしていたものの、裁量を身につけることで安定したトレードが可能に。現在はRYUと共に『KIMAGURE』を立ち上げ、自分と同じようにトレードで人生が豊かになる人が増えるようサポートに邁進中。 |
目次
バイナリーオプションにおける移動平均線について
トレードをする上で、移動平均線は最もポピュラーなインジケーターの一つですが、当然バイナリーオプションにおいてもかなり活躍してくれます。
冒頭でもお話しましたが、移動平均線の使い方をマスターするだけでも安定的に勝ち越せるようになり、稼げるようにもなれます。
移動平均線はトレンドの始まりや、トレンドがどこまで続くかを見極めるのに役に立つもので、基本的には順張り手法を使う時に見ることが多いインジケーターですね。
後述していきますが、移動平均線をトレードに活用するには
・グランビルの法則
そして、
・ゴールデンクロス、デッドクロス
・パーフェクトオーダー
これらの知識を覚えることが非常に重要になってきます。
それらを知らないと移動平均線をMT4に入れても全く意味がないと言っても過言ではないので、ぜひ今回理解していただき、120%活用できるようになっていきましょう。
MT4への追加、設定方法
移動平均線をチャートに入れるには、MT4の上のメニューのところで
挿入→インジケーター→トレンド→Moving Average
と進んでいくことで追加できます。
移動平均線は基本的に
・短期線
・中期線
・長期線
の3本をチャートに入れ、それらの動き方から相場のこれからの動きを予測したり、エントリーのトリガーとして使っていきます。
移動平均線を追加する時に、「期間」というものを設定する必要があります。
期間というのは、例えば50日だとしたら「50日間の値動きの平均」が線の動きとして現れる、というイメージです。
なので期間が長いほど母数が増えるので、線の動きが緩やかになっていますね。
逆に短期線はローソク足に沿って激しく動くことが多いです。
期間については目安となる数字を後述しますが、「この期間が正解です」といったものはなく、人によって使う数値は様々だったりします。
自分の取引手法に合った数値を見つけるのも大事で、そういった意味でも使う手法は最初は一つに絞った方が最短距離で利益を上げやすくなります。
移動平均線はグランビルの法則とセット
移動平均線を見てバイナリーオプションで取引する上で、絶対に知識として理解しておかないといけないのが「グランビルの法則」です。
「いやいや、グランビルの法則とか基礎中の基礎だろ?」
と誰しもが感じるような、トレードに関する教科書に必ず出てくるような基礎知識ではありますが、
グランビルの法則を知らないと、移動平均線をMT4のチャートに入れる意味が全くないと言っても過言ではないくらい、絶対に覚えなければいけない知識です。
なんでもそうですが、基礎と言われるものにこそ勝つために必要な要素が詰まっていたりします。
重要な知識だからこそ、「常識」と言われるくらい多くのトレーダーに浸透しており、長く言及されてきているわけですからね。
この記事では移動平均線を使った具体的な手法もご紹介していきますが、そこを理解していることを前提となってくるので、ぜひ覚えていきましょう!
グランビルの法則の具体的な内容については別の記事で詳しく解説しているので、今回の記事と合わせてそちらもぜひ読んでみてください。
関連記事:バイナリーオプションの用語でプロトレーダーが絶対に覚えているものとは!?
僕は正直、「そんな法則一つ知ったくらいであんまり変わらないでしょ」と思っていたんですけど、
グランビルを覚えて相場の見え方が明らかに変わりました。
ただランダム的に動いているようにしか見えなかったものが、規則的に動いているんだなと気がつけましたね。
移動平均線の期間設定について
移動平均線の期間設定については、上の方でもお話ししたように正解はありません。
というよりも、インジケーター自体が現在の相場の動きの後付けに過ぎないですからね。
どういう手法を使っているか、その人その人のトレード感覚によっても数値は違ってくるので、一概に「この期間が絶対におすすめです」とは言えません。
ただ基本的に、ネット上でよく紹介されているような期間設定を使うことで問題ありません。
短期線:5
中期線:25
長期線:50、60、100など
インジケーターは自分が取引をしやすくするためのツールに過ぎず、あくまでもトレードの目安として使うものです。
自分が取引しやすい設定を探すのも、勝てるトレーダーになる上で大切になってきますね。
バイナリーオプションでの移動平均線の使い方
具体的な手法については後述していきますが、移動平均線を見ることで主に順張りのポイントが見つけやすくなってきます。
逆張りのポイントを見つける方法もあるんですけど、僕は順張りのポイントを探す方が移動平均線は向いているのかなと感じます。
逆張りだったらRSIでダイバージェンスを見るなど、別のインジケーターの方がポイントは探しやすいですね。
移動平均線で順張りをする時に重要になってくるのが冒頭の方でも触れた
・ゴールデンクロス
・デッドクロス
・パーフェクトオーダー
この3つの知識です。
ゴールデンクロスやデッドクロスは、レンジ相場が終わって転換し、これからトレンド相場が始まることを示唆するサインで、
それはつまり「順張りポイントが現れますよ」というサインになってきます。
パーフェクトオーダーが起こるときは、↑のチャート画像のように3本の移動平均線が同じような幅で、平行に進みます。
こういうときは順張りでエントリーすると勝ちを拾いやすいです。
逆張りでの使い方
基本は順張りで使うのがおすすめですが、見方によっては逆張りで使うこともできます。
逆張りをする時に見たいのが、移動平均線同士の幅が広くなっている時です。
↑のチャート例のように、急激にローソク足が動いてトレンドが発生するときは短期線と中期線が大きく乖離しますが、
移動平均線の特性として、平均線同士が乖離を引き起こすと乖離を解消しようと近づこうという動きをします。
この場合なら、短期線が中期線の方に向かおうとする動きをする、ということですね。
短期線はローソク足の動きと一番密接に動くので、それはつまり買いが入り「逆張りポイントになる」ということが言えます。
RSIと組み合わせることで、その逆張りポイントをさらに視覚化しやすくすることもできます。
その組み合わせの詳しい使い方についてはこの記事の中でご紹介しますので、ぜひ検証してみてください。
移動平均線を使った手法について
それではここからは、移動平均線を使ったバイナリーオプションで使える具体的な手法をご紹介していきます。
それらの検証を続けていくだけでも稼げるバイナリーオプショントレーダーになることは十分可能なので、ぜひ今使う手法を探されてる方はご参考ください。
グランビルの法則、ゴールデンクロス、デッドクロス、パーフェクトオーダーを理解している前提で手法をご紹介します。
それらがまだ腑に落ちていないという方は、そこを勉強してから手法の検証を始めるようにしてみてください。
この記事では、1分足、5分足での手法をご紹介していきます。
1分足での手法1
・最低でも15分足で高値圏である、もしくは下がる根拠を確認
・1分足の移動平均線がゴールデンクロス、もしくはデッドクロスを起こす
・クロスした中期線、もしくは長期線まで戻る動きをする
・戻ってタッチし、次足で1分でエントリー
・クロス前にダブルトップ、ダブルボトムを作り、ロールリバーサルの形を作っている
ロールリバーサル:ラインをブレイクし、そのラインがレジスタンスライン、サポートラインに成り変わるような動きのこと。
この手法は、グランビルの法則の押し目買い、戻り売りを狙う手法です。
一度ご自身でチャートを見ていただきたいのですが、クロスを起こした後に中期線に戻った時というのは、反発していることが多いと思います。
クロスをした時点で相場の転換の合図となるので、戻ったところで順張りでエントリーすることで勝ちを拾いやすいポイントになります。
移動平均線に注目し、クロスしたところで待ち構えれば良く、かなりシンプルな手法になっているのでバイナリーオプション初心者の方にもおすすめできる手法ですね。
注意点として、相場のどこでクロスしているかを確認するようにしましょう。
例えばレンジ相場でのクロスの場合、戻り売りや押し目買いでエントリーしても簡単に中期線を突き抜けて負けを拾いやすいです。
デッドクロス後の戻り売りを狙う場合は、「高値圏でクロスしているか」「上位足でダブルトップを作るなど落ちる根拠はあるか」といったことを観察するのも必要になってきます。
○レンジでのクロス注意例
↑レンジ相場の時は長期線と中期線が横向きになっているので、そういう場合はデッドクロスやゴールデンクロスが起こっても中期線タッチエントリーは様子を見るようにしましょう。
1分足での手法2
・ゴールデンクロス、デッドクロス後にパーフェクトオーダー発生
・パーフェクトオーダー時に、移動平均線同士の距離が均一になっている
・主要なレジサポラインを抜いている、もしくは距離があることを確認
・中期線に一時的にタッチしたところで順張りでエントリー
これはパーフェクトオーダー時のトレンドに乗るエントリーです。
上のチャート画面のように、3本の移動平均線が斜めに並行に動いている時にタッチでエントリーしていきます。
グランビルの法則で言うなら、「買い増し」「売り乗せ」の場面です。
タッチした瞬間にエントリーするよりも、1本待って中期線に対してどのようにローソク足が確定するかを見てからエントリーした方が安全です。
下降トレンド中なら、上髭を出してコマ足陰線などで終わった場合は中期線が意識されていると判断でき、勝率も高いポイントと見れます。
このエントリーをする場合も、5分足以上のチャートもしっかりと見てトレンドであることを確認するようにしましょう。
レンジ相場だとうまく反発してくれず負けを拾うことが増えてくるので、上位足の確認もマストです。
このエントリーをするときは、トレンドの終わりを見極めるのが重要になります。
・ローソク足が徐々に小さく、丸みを帯び始めている
・下降トレンドの場合は下髭、上昇トレンドの場合は上髭を連発している
場面などはトレンドの終わりを示唆するので、中期線にタッチしても様子見するのが安全です。
5分足での手法
5分足で取引をする場合も、前述の1分足での取引方法とやるべきことは大きくは変わりません。
1分足での動きを5分足に置き換えてエントリーするだけですからね。
5分足をベースにして取引する場合、1分足に比べてチャンスは減ってきます。
ですがトレードは時間軸が伸びるほど相場の動きに対する信頼性が増し、いわゆる騙しも減ってくるので、勝ちやすくなってきます。
また瞬間的な判断もあまり求められず、じっくりローソク足の動きを見ながらエントリーができるので、1分足の忙しない感じが苦手という方は、5分足チャートをベースにエントリーすると勝ちやすいかもしれません。
RSIと組み合わせて勝率アップ!
移動平均線は単独で使うことでもトレードの役に立ちますが、他のインジケーター、特にRSIと組み合わせることで勝つための根拠を増やすことが可能です。
インジケーターは色々とありますが、バイナリーオプションでは「移動平均線」「RSI」「ストキャスティクス」「ボリンジャーバンド」以外は特段使う必要はありません。
その中で移動平均線とRSIの組み合わせは、順張り、逆張り両方を狙うのにおすすめの組み合わせになってきます。
ちなみにこの時におすすめのRSIの期間設定は以下の通りです。
期間:8
レベル:80、20
順張り、逆張りそれぞれ狙える場面について、チャート画面の例とともにエントリー手法を具体的にご紹介していきます。
順張りを狙える場面
・ゴールデンクロス、デッドクロス発生
・RSI8が50ラインを鋭角に超える
・反発が予想されるラインまで距離がある
RSIと組み合わせることで順張りを狙えるポイントとして、上のような場面があります。
ゴールデンクロスやデッドクロスをした後に、RSI8が50ラインを超え80、もしくは20ラインに向かおうとしているときは、しばらくの間その方向に動くと判断できるので5分判定などで順張りができるポイントです。
ここでの例なら、長期線を抜けたあたりでエントリーをするのが良いですね。
その際に反発が予想されるポイントを事前に見つけておくのが重要で、そことの距離があまりに近すぎる場合はエントリーは控えるようにしましょう。
逆張りが狙える場面
・移動平均線に乖離が発生
・RSI8が80、20ラインにタッチ(鋭角なら尚良し)
これまでもお話ししたように、移動平均線は線ごとの距離の乖離が大きくなったとき、その空白を埋めようとする動きをします。
その時にRSI8が80、20ラインを鋭くタッチした時、一度反発すると予測できるので逆張りが狙えます。
上のチャート例では、その条件に加え「レジスタンスライン」「ダイバージェンス」も加わっているので、絶好の逆張りポイントになっています。
そのように他の知識も活用し、エントリー根拠を増やしていくのが勝率を安定させるためには重要になってきます。
移動平均線でバイナリーオプションは攻略可能
バイナリーオプションは人によって使っている手法は様々で、ネットを見ていると色々な魅力的な情報が目に入りますが、
この記事や別の記事でも何度もお話ししているように、絶対的な100%勝てるような手法は存在しません。
特別なことをせずとも、基礎的な知識だけで勝っているトレーダーも多くいます。
例えば↓の動画ではSHOさんが実際にエントリーしていますが、上位足から相場の方向性を確認することで勝つことができています。
裁量を学んでいくと、最終的にインジケーターを見ずともエントリーできるようになっていきます。
ただインジケーターはエントリーの大きな目安になるので、それを生かした手法を極めていくのもありだと思います。
手法に優劣はない
このKIMAGUREのメディアでは様々な具体的な手法をご紹介していますが、どの手法を使っても安定的に利益を出すことは十分可能です。
これは多くの人が勘違いしがちなことだと思いますが、手法に優劣はありません。
個人コンサルを受けることで教えてもらえるような手法も、トレードに関する教科書に載っているような手法も、検証を繰り返してコツを掴むことで勝てるようになれます。
高く販売されている情報だから良いというわけではなく、手法はあくまでも道具にすぎないので、人によって使いやすさが変わってきます。
この記事の中でご紹介している、移動平均線を使った手法で安定的に勝ち越し利益を上げている方も実際にいらっしゃいます。
どんな手法も、自分自身で突き詰めることで勝てるようになることは可能です。
一番いけないのは、自分の頭でまったく考えずに人に頼ろうとしてしまうことです。
もちろんすべて独学でやれ、という話ではなく、人に教えを乞うたり、バイナリーオプションに関するコミュニティに参加するのは努力をショートカットできるので、
資金に余裕があるのなら入られた方が、早く成果を上げられるようになるケースは多いです。
ただ、どれだけすごいトレーダーのコンサルティングを受けても、どれだけ良い環境のコミュニティに入っても、自分で考えようとしない人はやはりなかなか成果は上げられません。
そこで得られる知識やアドバイスを踏まえて、自分自身がやりやすいトレードの形を見つけていくのが非常に重要になってきます。
KIMAGUREに参加することで稼げるようになった方は多くいらっしゃいますが、飛躍できる方はご自身で試行錯誤ができたり、やるべきことを明確に決められる方です。
行動がブレたり、自分で考えずに最初から人にすべてを頼ろうという気持ちが強い方は、成果を上げるのに時間がかかる印象はあります。
バイナリーオプションにおける移動平均線まとめ
・グランビルの法則と一体
・移動平均線は基本的に順張りがしやすい
・RSIと組み合わせることで逆張りがしやすくなる
移動平均線はトレンドへの転換や、トレンドの終わりを視覚化するのに役立ってくるインジケーターです。
グランビルの法則とセットで活用することによって、移動平均線を使った手法で勝ち越すことは十分可能になります。
勝てるバイナリーオプショントレーダーになる上で、やり方を絞るということは非常に重要です。
なんでもかんでも取り入れようとすると逆に取引がブレて勝つことが難しくなるので、移動平均線なら移動平均線と一つのことを極めるという意識を持つことが大事になってきますね。
それで勝てるようになれた時に、また新しい取引手法に取り組んでみることで、様々なポイントでエントリーできるようになっていけます。
それではご覧いただきありがとうございました!
グランビルの法則はトレードをする上で最も重要な知識の一つなので、この機会にぜひ覚えることをおすすめします。
それを覚えるだけでも、相場の見方がだいぶ変わりますからね。