バイナリーオプションをするときは「チャート」を見ることが必要不可欠です。
チャートを見ないで取引をするのは、船にも乗らずに海を泳ぐようなもので、あまりにも無謀な行為なんですね。
今回はその「チャート」について、見方や覚えておきたいチャートパターン、勉強方法について解説していきます。
この記事を読むことでチャートの見方がわかり勝率が上がることも十分考えられるので、ぜひ読み進めてみてください。
【監修】SHO 月収分以上をわずか1日で稼ぐプロトレーダー。最初は給料を入金しては溶かしていたものの、裁量を身につけることで安定したトレードが可能に。現在はRYUと共に『KIMAGURE』を立ち上げ、自分と同じようにトレードで人生が豊かになる人が増えるようサポートに邁進中。 |
目次
バイナリーオプションでチャートを見ることの重要性
チャートというのは、「MT4」という無料ソフトを使って見ることができるこのような画面のことです。
チャートには
・1分
・5分
・15分
・30分
・1時間
・4時間
・1日
・1週間
・月
の時間足があり、例えば1時間足のチャートであれば1時間後に1本のローソク足が確定し、1時間の間にどのくらい価格が動いたか、ということを見ることができます。
なぜその画面がバイナリーオプションにおいて必要不可欠なのか、主に3つの理由があります。
・相場の流れが掴める
・ローソク足の動きが見れる
・ラインやチャネルが引ける
相場の流れが掴める
バイナリーオプションは、相場の流れを掴めていないと上手く勝つことができません。
それがたとえ30秒取引や1分取引だとしても、全体的に今相場はどのように動いているのかを把握する必要が絶対にあります。
それがわかっていないと、勝てる期待値がかなり下がってしまい、ギャンブルのようなトレードしかできなくなってしまいます。
上位足の重要性については下の動画でも詳しく解説しているのでぜひご参考ください。
ローソク足の動きが見れる
チャートは「ローソク足」というものが見れるのですが、これもバイナリーオプションで勝つためには非常に重要な要素の一つです。
↑これがローソク足。
それで実はローソク足がどういう形をしているかで、これから上に行くのか、下に行くのかある程度予測することが可能なんです。
ローソク足の形や動きでこれからの相場の動きを予測することを「プライスアクション」と言いますが、そういったものを見るためにもチャートは絶対に見る必要がある、ということですね。
ローソク足については別の記事でわかりやすく解説しているので、よく知らないという方はぜひ読んでみてください。
関連記事:バイナリーオプションはローソク足の見方が分かれば攻略可能か徹底解説
ラインやチャネルが引ける
チャートにはラインを引く機能があり、レジスタンスラインやサポートライン、トレンドラインを引くことで今の相場の状況を把握することができます。
レジスタンスライン、サポートライン
レジスタンスラインは上値抵抗線とも呼ばれ、高値のメドを示すラインです。過去のローソク足の高値と高値を結んだラインで、需給の関係からこのラインに近づくと売り圧力が高まり、為替の値動きが鈍くなる傾向があります。
これとは逆に下値のメドとなるのがサポートライン(下値支持線)です。
トレンドライン
ローソク足の天井や底を結んだ線のこと。上昇相場では底、下降相場では天井を結んで描きます。
引用元:金融・証券用語解説|大和証券
トレードにおいてこのラインは非常に重要で、どこで値上がりが防がれているか、または下落が止まっているかといったことを見ることができ、
例えばレジスタンスラインがあれば、「ここでもう一度ラインに反発して下落するんじゃないか?」と勝つための大きな根拠の一つになります。
特に1時間足など長期足のラインは多くのトレーダーに意識されていることが多く、反発される可能性も高いです。
上位足ほどラインの信用度が高くなる、ということはぜひ覚えていただきたいです。
僕は1日の始まりにまず日足から順番にラインを引き、今の相場は上目線か、それとも下目線かを把握するようにしています。
おすすめの無料チャート
チャート自体は無料で使うことができるソフトで、PCでもスマホでも見ることができます。
パソコンとスマホそれぞれで見れるアプリをご紹介するので、まだチャートを使ったことがない方はぜひ使ってみてください。
PC(パソコン)
PCで見る場合は、MT4という無料のソフトをインストールすることでチャートが見られるようになります。
以下の2つのMT4がおすすめなので、どちらかをパソコンに入れて使ってみてください。
FXCM:ダウンロードページはこちら
ちなみにまだPCを持っておらず、これから新しく買おうと考えている場合はwindowsのPCがおすすめです。
MacのパソコンだとFXCMが使えなかったり、使えないソフトがかなり多いので。
チャートの見方や使い方の解説も、大体windowsを使っていること前提な場合が多いので、よほどの理由がない限りはwindowsのパソコンを購入するようにしましょう。
スペックは良いに越したことはありませんが、よほど安いものでなければデスクトップに限らずノートPCでも問題なくMT4は動くので、予算に合わせて選べば問題はありません。
スマホアプリ
スマホ用のチャートが見れる無料アプリもあり、それを使うことでPCが無くてもチャートを見ながらバイナリーオプション取引をすることができます。
・GMOクリック FXneo
・外貨ex
が使いやすくておすすめの無料アプリなので、ぜひアプリストアで検索して使ってみてください。
○FXneoアプリのチャート画面
○外貨exアプリのチャート画面
スマホよりもPCが有利
どちらでもチャートを見ることはできますが、もし本格的にバイナリーオプションを始めたい、ということであればPCを用意した方が取引はしやすいです。
それには以下のような理由があります。
・1つのチャートしか画面に表示できない
・画面が小さく操作がしづらい
・チャートと取引業者の画面を同時に表示できないので、エントリーする時にタイムラグが起こる
・外部からインジケーターを入れられない
スマホだと全く取引ができないというわけではありませんが、PCの方が有利な点が多いので、この機会にぜひ用意されることをおすすめします。
僕の周りでスマホ取引のみで5万円を2000万円にした、といった方もいますが、
見やすさや取引のしやすさを考慮すると、基本的にはパソコンでチャートを見た方が有利だと思います。
チャートの見方の勉強方法
ここからは、チャートの見方の勉強方法についてお話しします。
チャートを用意すればいきなり相場の流れが掴めるようになり、バイナリーオプションで勝てるかというとやはりそんな甘い話はありません。
使いこなすためには勉強と実践をしていく必要があるので、ぜひ参考にしてみてください。
ひたすら見続ける
少し根性論的な話になってしまいますが、
「とにかくひたすら見続ける」
これが一番の勉強法と言っても良いです。
何事においてもそうですが、まずは経験を積んでいかないと何をどうすれば良いかすらもわからなかったりしますよね。
スマホも今でこそ使いこなせると思いますが、昔ガラケーを使っていた方だと最初はどういう使い方をすれば良いか戸惑ったこともあると思います。
そこから毎日触ることで、「あ、なるほど。こういう使い方をすると便利だな」と気づいていって、自分なりの使い方が見つけられたりします。
チャートもスマホと同じで、とにかく毎日見続けることで少しずつ使い方を覚えていき、
・ローソク足の形や動き方
・どこでよく反発されているか(ラインを引くべき場所)
・どこから相場の流れが転換しているか
といった相場の見方もわかるようになっていきます。
僕は相場がしっかりと見れるようになるまで1年ほどはかかりました。そこはやはり経験が必要になってくると思います。
最初はとにかくチャートを見続けて、少し慣れてきたらラインを引いてトレンドや反発ポイントを確かめてみる、といったことをすると徐々に使いこなせるようになります。
デモトレードをしてみる
チャートの見方を覚えたらすぐに実弾(実際のお金を使って取引すること)で取引するのではなく、デモトレードでエントリーしてみるのが良いです。
バイナリーオプションで稼ぐにはチャートの見方を覚えるだけではダメで、現時点のチャートの状態からエントリーポイントを探し、即座にエントリーをする決断をしていかなくてはなりません。
そのエントリーを決断する感覚は、実際に取引をして磨いていく必要があります。
そのエントリーを決断する感覚は、実際にお金がかかっている実弾で取引をした方が磨かれやすいですが、
チャートの見方がよくわからない初心者のうちに実弾エントリーをしてしまうと大きな損失を出してしまう恐れがあるので、無料で取引の練習ができるデモトレードという機能を使ってみます。
自分でラインを引いてみたりしながら、「ここでエントリーすれば勝てるんじゃないか?」というポイントを見つけてエントリーしていくことで、チャートの見方も自然と覚えていき、エントリーをする判断力も磨かれていきます。
バイナリーオプション初心者が覚えるべきチャートパターン
チャートには「パターン」があり、この形になったら相場の流れが変わる、といった転換期となるものがあります。
そのチャートパターンを覚えておくことで、相場の方向性をさらに把握しやすくなります。
ここでは初心者の段階で絶対に覚えておきたいチャートパターンをご紹介するので、ぜひ勉強して覚えるようにしてみてください。
・三尊、逆三尊
・ダブルトップ、ダブルボトム
・ペナント
・ソーサー
三尊、逆三尊
三尊:3回突破できなかった高値は、もう突破できないだろう、という推測で相場の天井を見極めるパターン分析です。
3つの山の真ん中の山が一番高いパターンを特に三尊(さんぞん)といいます。
逆三尊:3回突破できなかった安値は、もう突破できないだろう、という推測で相場の底を見極めるパターン分析です。
3つの谷の真ん中の谷が一番低いパターンを特に逆三尊(ぎゃくさんぞん)といいます。
三尊のチャート例:
逆三尊のチャート例:
上の引用にもあるように、三尊は「値上がりがストップする」ことを示唆し、逆三尊は「値下がりがストップする」ことを示唆するチャートパターンです。
例えば上昇が続いて三尊が出現したときは、「そろそろ落ちそうだな」とローエントリーするための一つの根拠になってきます。
逆三尊であればハイエントリーをするための根拠になる、ということですね。
三尊や逆三尊は「出現する位置」が非常に重要です。
例えば1時間足がレジスタンスラインに達している場面で、5分足で三尊が現れた場合はそこから下降する信憑性がかなり高く、三尊ネックラインへの戻り売りなどを狙えば高確率で勝てます。
ダブルトップ、ダブルボトム
ダブルトップ:「ダブルトップ」は、相場が2つの山を示し下降するチャートの形を指す。「2つの山」「毛抜き天井」と呼ばれることもある。この形がチャート上に出現したら、その後は下降トレンドに入る可能性が高いと予測できる。
ダブルボトム:「ダブルボトム」は、相場が2つの谷を示し上昇するチャートの形を指す。「2つの谷」「毛抜き底」と呼ばれることもある。この形がチャート上に出現したら、その後は上昇トレンドに入る可能性が高いと予測できる。
ダブルトップのチャート例:
ダブルボトムのチャート例:
ダブルトップは「値上がりがストップする」ことを示唆し、ダブルボトムは「値下がりがストップする」ことを示唆します。
1分足では頻繁に起こるので見極めが難しいですが、5分や15分などのチャートで発生した場合はある程度信頼することができ、エントリー根拠の一つにできます。
ダブルトップ、ダブルボトムについても出現する位置がかなり重要です。
上位足の反発ポイントや高値圏、戻り売りポイントで15分足や5分足で出現したダブルトップは信憑性が高く、積極的にローエントリーを狙えるポイントです。
ダブルボトムなら上位足の安値圏、もしくは押し目買いのポイントで現れてくれるのが理想です。
ペナント
ペナント:右下がりの上値抵抗線と右上がりの下値支持線の範囲で価格の上げ下げの幅が小さくなっていくものを「ペナント型」と呼びます。
このチャートパターンが現れた時には、先端付近に来た時に注意が必要です。先端部分には、エネルギーが蓄積された状態ですので、その後の急上昇、急下落する可能性が非常に高いです。
ペナントのチャート例:
ペナントは上下にチャネルを引いて、上の画像のように三角形のような形になるチャートパターンです。
画像を見るとわかりますが、先端付近でローソク足がチャネルを割った方向にそのまま動いていく傾向が強いパターンで、発生する場面も多いので覚えておくとかなり便利です。
先端部分でレンジを組むような動きをしたらブレイクするサインなので、長期判定でブレイク方向にエントリーするという手法を使うのもおすすめです。
ソーサー
ソーサー:高値圏での期間が比較的長く、小さな上げ下げを繰り返している間に、カップの下に置かれる受け皿(ソーサー)をひっくり返したようなチャートを形成することから、「ソーサー・トップ」と呼ばれています。
ソーサーのチャート例:
お皿のように丸みを帯びている波形をソーサーと言います。
ソーサーになっているときは、一度下がるとそのままスルスルと動いていく傾向が強いです。
逆向きでU字になっている場合も同様で、スルスルと上昇し続けることが多いです。
ソーサーみたいに丸みを帯びているところを見つけたらチャネルを引き、ブレイクしたら順張りでエントリーするという手法を極めるのもありですね。
この他にも「フラッグ」「V字」などのチャートパターンがありますが、まずはこの4つの見方を覚えた後で他の見方も覚えることをおすすめします。
一度にパターンを覚えようとすると頭が混乱してきて、逆にチャートの見方がわからなくなる、といったことも起きてきますからね。
英単語を覚えるときのように、一つ一つ、自分が見つけやすいチャートパターンを確実に覚えていきましょう。
チャートパターンは時間足が伸びるほど信頼度が高くなります。
最低でも5分足でしっかりとパターンを作っていることを確認するようにしましょう。
1分足は騙しが多く、そこだけで判断をすると勝つことは非常に難しいので、上位足で確認するのは必須です。
チャートの見方を知らずにバイナリーオプションでは勝てない
✔相場の流れやローソク足を見るためにチャートは必須
✔PCでもスマホでも見れるが、PCの方がおすすめ
✔まずはチャートを見ながらデモトレードしてみる
✔チャートパターンを覚えることも大事
バイナリーオプションは30秒や1分取引などの短期取引もよく行われるので、ハイローオーストラリアなどの業者の取引画面だけ見れば大丈夫、と思ってしまう人もいるしれません。
ただチャートを見ずにトレードをすると、相場の動きやローソク足の形も全く把握できないので、ギャンブル的な取引しかできなくなってしまいます。
バイナリーオプションで稼ぐには、いかに「運要素を減らせるか」が重要で、勝つ期待値を上げるためにはチャートの確認は必須です。
もしチャートをそこまで真剣に見ていなかった、もしくは使ったことがないという方はこの記事を参考に見方などの勉強をぜひしてみてください。
ここの努力抜きにして、勝つことはやはりできませんからね。
それではご覧いただきありがとうございました!
相場全体の方向性を探るには、日足、4時間足、1時間足といった上位足のチャート分析も必須です。
上位足の方向性をまず把握して、そこに下位足の方向性も合致したポイントはかなり勝率が高くなります。