バイナリーオプションは裁量無くして勝つことはできません。
「無裁量でも勝てます!」
といったサインツールがネット上で販売されていることもありますが、ツールだけを見て勝ち越すことは絶対に不可能で、多少なりとも裁量の知識は必要になってきます。
安定的に勝ち越し、毎月利益を上げていくには裁量は避けては通れない道と言っても過言ではありません。
ただその中で、
「裁量ってそもそも何?」
という疑問を持っている方も多いと思います。
「裁量が大事とはよく言うけど、何から学べば良いかさっぱりわからないんだけど」
と。
今回の記事では、
バイナリーオプションで勝つために勉強すべき裁量とは?
ということでお話ししていきます。
必要な知識を優先して学ぶことで最短距離で結果が出るようになり、稼げるようにもなりますので、まだなかなか勝てないという方はぜひ読み進めてみてください。
【監修】SHO 月収分以上をわずか1日で稼ぐプロトレーダー。最初は給料を入金しては溶かしていたものの、裁量を身につけることで安定したトレードが可能に。現在はRYUと共に『KIMAGURE』を立ち上げ、自分と同じようにトレードで人生が豊かになる人が増えるようサポートに邁進中。 |
目次
無裁量でバイナリーオプションで勝つことは絶対無理?
バイナリーオプションは、投資の類の中でも取引自体はかなりシンプルと言えます。
ハイかローでエントリーするだけなので、投資初心者にはかなりとっつきやすい面はあります。
ただ、取引方法がシンプルなのと、勝ちやすさは比例してこないのが難しいところで。
例えば、株は投資初心者にはかなりとっつきづらいですよね。
株の種類自体が多過ぎて、どの会社の株を買ったらいいかその判断基準も全くわからなかったりします。
しかし株の場合は、基本的に「価値が高まりそう」と感じる会社の株を買って持っておけば利益を出すことは簡単です。
売る期限が特に決まっているわけではないので、長い目で見て値上がるまでいつまでも待つことができます。
バイナリーオプションの場合、まず決済のタイミングが明確に決まっています。
そして数分単位の短時間での取引がメインになりますが、短時間の方が相場の動きのランダム性が高まり、勝率を安定させることが難しくなってきます。
直近の動きを予測しながら瞬間的な判断が求められるので、イメージ以上に実は難しい投資です。
トレードの知識、つまり裁量がないと勝てるようにはまず成れない
ということは最初に知っていただきたいことです。
ツールを使うにも裁量は必要
中にはサインツールなどを使って取引をしていこうと考えている方もいるかもしれませんが、ツールを使う場合も裁量の知識は絶対に必要です。
ツールを使って勝つには、そのツールが得意な相場を見極める必要があり、その見極める目がないと勝ち越すことはできないんです。
例えば逆張りのツールなら、ブレイクやトレンド相場を避けレンジ相場だけを狙う、などですね。
僕は一時期サインツールを使って取引をしていましたが、そのサインツールで勝つための条件というものが設定されていました。
その「条件」を何度も相場と照らし合わせて勉強し、無駄な取引を無くすことで利益を安定的に上げられるようになりました。
やはり何をするにも知識は必要で、努力も最低限必要になって来ると思います。
バイナリーオプションで最優先で覚えたい裁量知識
「裁量がそもそも何なのかわからないんだけど」
という方もいると思いますが、裁量はさまざまな知識の集合体というイメージです。
最低限、裁量をする上で必要な知識はあるので、それらをここからはご紹介していきます。
それらを理解するだけでも、相場の見方が180度変わり、無駄な負けを減らすことができます。
3つの基礎知識
まず絶対に覚えておきたい基礎知識が3つあるので、それらをよく知らないという方はぜひしっかりと理解するようにしましょう。
・ダウ理論
・エリオット波動
・グランビルの法則
相場は基本的にその3つの法則に基づいて動いており、今後のチャートの動きをある程度予測できるようになります。
その3つについては別の記事で解説しているので、そちらをぜひ読んでみてください。
関連記事:バイナリーオプションのプロトレーダーが絶対に覚えている用語とは!?
相場の種類と流れ
相場には主に
・レンジ相場
・トレンド相場
・ブレイク
この3つがあります。
そして実は、チャートは一見すると複雑そうに見えるかもしれませんが、
レンジ相場→ブレイク→トレンド相場→レンジ相場→ブレイク・・・
この流れを繰り返しているだけなんです。
例えば今がトレンド相場なのだとしたら、必ず売り買いが落ち着き、レンジ相場になる時が来ます。
これらを見極められるようになることで、確実に負けを減らすことができ、勝率を上げることに繋がるので絶対に学びたいポイントです。
僕は最初相場の見方を全くわかっておらず、どれがレンジなのか、どれがトレンドなのかわからないままエントリーを続け、案の定負け続けました。
例えばレンジ相場の時に順張りの手法を使ってしまったり。
そりゃ負けるよな、という感じでしたね。
ここで大事なのが、1分足だけで判断するのは非常に危険、ということです。
例えば下の1分足チャートを見て欲しいのですが、一見するとトレンド相場のように見えますよね。
その後に同じ時間帯の15分足チャートを見てみてください。
すると、15分足の大きめのレンジ相場の中での一時的な出来事に過ぎないことがわかりますよね。
上がるかどうか、確証はハッキリとは持てない場面です。
こういう時に、「1分足で移動平均線がゴールデンクロスしたし、グランビルの法則の押し目買いでハイだ!」とエントリーすると負けを拾うことがよくあります。
それはなぜかというと、上位足がレンジ相場で、いわゆる騙しのゴールデンクロスの可能性が高いからです。
バイナリーオプションは数分の短期勝負になってくるので、上位足のチャートはあまり見ないという方ももしかしたらいるかもしれませんが、
上位足の状態も常に把握していかないと勝率は安定ない、ということはぜひ知っていただきたいことです。
その日にトレードを始める前に、日足から順番に相場の状態を確認する癖をつけることをおすすめします。
僕はトレードを始める前に、上位足から順番にラインを引いていき、現在の相場の状態を把握してから取引するようにしています。
そうすれば適切なエントリーポイントも見えるようになってきますからね。
その辺りは下の動画でもわかりやすく解説しているので、ぜひ参考にしてみてください。
チャートパターン
チャートパターンも覚えておきたい知識になってきます。
代表的なものは以下の通り。
・三尊、逆三尊
・ダブルトップ、ダブルボトム
・ペナント
・フラッグ
・ソーサー
これらのチャートパターンを知っておくだけでも、相場の動きを読みやすくなります。
例えばエリオット波動のABC波のB波でレンジを組む動きをするのですが、そこで下のチャート画像のようにフラッグやソーサーの形になることがよくあります。
すると、「これはB波をブレイクしてC波を作りそうだ」と騙しではないと判断でき、よりC波が起こる根拠が強まる、つまりブレイクでローエントリーが打てるポイントになってきます。
プライスアクション
プライスアクションは、ネット上などでは主に2つのことがよく説明されています。
・ローソク足の形や組み合わせ
・ラインに対する動き
それらも非常に重要で、知識として必ず覚えておく必要はあります。
詳しくは下の記事を参考にしてみてください。
関連記事:ライントレードでバイナリーオプションを攻略!すぐに使える必勝法を公開
その2つを知った上で、もう一つ重要なポイントがあります。
・1本のローソク足の中でどのような動きをしているか
ということ。
これは出来上がった相場を見ても見えてこないもので、ローソク足を1本1本集中して見ていないと判断ができませんが、非常に重要です。
例えば同じ髭の無い陽線坊主だったとしても、
・落ち着いた動きをしているところで一気に動き、陽線坊主になった
・じわじわと上がり続けながら、陽線坊主になった
この両者の状況では見方が全く変わってきます。
その時の相場の状況によっても変わってきますが、前者の場合はどちらかというと反発を読みやすい動き、後者はそのまま突き抜けていくイメージを持つ動きです。
その辺りの見方やコツについては、自分自身でチャートを見続けて掴んでいかなければならない部分です。
勉強でもスポーツでもなんでもそうですが、やはり努力や練習を続けていかないと能力は上がっていきませんよね。
スポーツで全く練習をせずにレギュラーになった、といった話は聞かないと思います。
毎日練習を積み重ねているからこそ、他の人たちよりも上達することができるし、結果もついてきます。
トレードにもそれと全く同じことが言えるわけですが、なぜかことトレードに関しては、努力を全くしようとせずに楽にお金を稼ごうとする人が多くいます。
当然ですが、今稼いでいるトレーダーは資金を溶かす時期があったり、なかなか勝てない時期を過ごしながら裁量のスキルを磨き、稼げるようになっています。
そのことは絶対に忘れてはいけない事実ですね。
僕は「バイナリーオプションだけで生活できる」と確信が持てるまで1年近くはかかりました。
始めた当初はギャンブルトレードを繰り返し、資金を溶かしたことも何度もあります。
給料を入金しては溶かし、生活に本当に困っていた時期もあります。
そこから正しい知識を学び、無駄なトレードを無くし負けを徹底的に減らしたことで勝率が安定するようになっていきました。
以上のことは裁量を身につける上で非常に重要なポイントになって来るので、
ぜひ何度もこの記事を読み返していただいて、少しずつ身につけていきましょう。
裁量で使うインジケーター4選
MT4にはさまざまなインジケーターが備わっており、裁量においてどれを使えば良いか正直わからないかもしれません。
僕も最初インジケーターの種類があり過ぎて、意味がわからな過ぎてチャートを見る気力が失せました笑
何個か入れてみても、頭が混乱してよくわからなかったりしましたね。
バイナリーオプションを始めたばかりだと、「いろんなものを使った方が勝てるポイントも見つけやすいんじゃ?」と思ってしまいがちなのですが、
インジケーターは多ければ良いというわけではありません。
むしろ使いすぎると勝率が下がってしまう可能性の方が高いです。
インジケーターにはそれぞれ特徴があり、使い方も変わってきます。
逆張りをする時に使うと助けになるものもあれば、順張りをする時に使うと助けになるようなものもあります。
ですが基本的には、以下の4つのうちどれかを使えば必要十分です。
・RSI
・移動平均線
・ボリンジャーバンド
・ストキャスティクス
バイナリーオプションの取引に限定すると、この4つのインジケーターで必要十分です。
よくMACDを使うような人も多いですが、長期目線での取引に向いているインジケーターで、短期取引のバイナリーオプションにはあまり向いていません。
どれか1つをマスターするのでも良いですし、あなたが使う手法によってそれらを組み合わせることでより取引の精度が増す場合もあります。
一つ注意点として、上記の4つの中でボリンジャーバンドに関しては単独で使うのは非常に危険です。
ボリンジャーバンド発案者のボリンジャー氏は、ボリバンのみの取引をして失敗し続け結果的に破産した、という話もあるくらいですからね。
相場の見方の補助になるインジケーター、というイメージです。
それらの使い方、おすすめの組み合わせについては下の記事でご紹介しているので、
インジケーターの使い方がよくわからない、組み合わせを迷っているという方はぜひご参考ください。
関連記事:バイナリーオプションはインジケーターを組み合わせれば勝てるの?
裁量を身につけるとインジケーターは必要なくなる
トレードは、必ずインジケーターを使わないと勝てない
というイメージがあるかもしれませんが、実は裁量を覚えていくことで、インジケーターを使わずとも勝つことができるようになります。
RSIや移動平均線などは、結局のところローソク足の動きに付随して後付けで表示されているに過ぎません。
買われ過ぎているところはRSIでも買われ過ぎのサインが出ている。それはチャートを見ればわかることなんです。
チャートを見て、
「あー、今ここでダイバージェンス起きてそうだな」
「今レンジブレイクしたし、ボリバンがバンドウォークしそうだな」
「ここで多分移動平均線デッドクロスしただろうな」
という風にインジケーターの動きを当てられるようになると、それは裁量がしっかりと身についてきているサインと言えます。
一度自分の見立てが合っているか、インジケーターを消してみてクイズ感覚で相場検証してみるのも面白いと思います。
僕は今取引をする時は順張りメインでやっているんですが、ほとんどインジケーターを見なくなってきました。
少し移動平均線の状態などを確認して、相場認識やラインに対してのプライスアクションなどをメインに取引しています。
その方がローソク足の動きに集中できるので、取引しやすさはありますね。
バイナリーオプションでの具体的な手法について
「何か勝てる手法はないか?」
と現在進行形で勝ちやすい手法を探している方もいるかもしれません。
バイナリーオプションにはそれこそ多くの手法があり、非常にシンプルなものもあれば、
「こんなやり方でなぜ勝てるんだ・・・?」と疑問に感じるような手法で勝ち続けている人もいます。
よく、「必勝法はないんですか?」と聞かれるような方がいますが、残念ながら誰でも簡単に勝てるようになれる必勝法のようなものは存在しません。
なぜかというと、それぞれの人に合った手法は変わってくるから、なんですね。
逆張り手法の方がやりやすいという人もいれば、順張りの方が精神的に楽にエントリーできるといった方もいます。
そこに関してはとにかくまず色々な手法に触れてみて、自分の中でしっくりくるものを探す必要があります。
僕は最初バイナリーオプションには必勝法があると思い込んでいたんですけど、「勝てる」と言われている手法を勉強して取引しても全く勝てず、
「結局自分のやりやすい手法を見つけるしかないんだな」
ということに気がつきました。
自分のやりやすい取引の形を見つける
使う手法を探す時に大切なのが、自分のやりやすい取引の形を見つける、ということです。
それぞれの手法は、狙うべきチャートパターンやエントリータイミングが全く違います。
なのでまずはとにかく色々な手法を触ってみる、ということが大切になってきます。
具体的な手法に関しては、このブログ内で本来有料級のものを無料で公開しているので、気になるものをぜひご自身で検証してみてください。
逆張り手法を紹介している記事:これがバイナリーオプション逆張り必勝法!すぐに勝ちたい人必見の手法を公開
順張り手法を紹介している記事:順張りでバイナリーオプションで綺麗に勝つ!鉄板手法のロジックを解説
検証するときはいきなり実弾でエントリーするのではなく、デモトレードで試してみることをおすすめします。
裁量を勉強しないことの危険性
やはり楽をしてバイナリーオプションで勝ちたい人が圧倒的に多いと思います。
早く稼いで早く生活を楽にしたい、という気持ちは本当によくわかります。苦労せずに稼げるに越したことはやはりありません。
正直僕も、楽して稼げそうだからという理由でバイナリーオプションは始めました。
ただ勝てな過ぎて、すぐに地獄に叩き落とされたのは言うまでもありません・・・笑
しかしその思考のままいると、「初心者でも初月から楽に稼げます!」といった情報にいつまでも振り回されてしまい、大切なお金と時間を失うことにつながります。
仮にそれで稼げたとしても、長続きすることは無く、本当の実力もつかないので相場が変わると全く稼げないということも起きてきます。
楽をしようとすると、結果的に苦労をしてしまうんですね。
だからどこかで、「裁量をしっかり身につけよう!」と自分の中で決断をする必要が必ずあります。
裁量を覚えるのは一見すると難しく、辛いことのように感じられるかもしれませんが、その方が間違いなくあなた自身を楽にします。
最初に自分自身に時間と労力を投資する、という考え方を持つことで努力を継続できやすくなると思います。
バイナリーオプションにおける裁量まとめ
・バイナリーオプションは無裁量では勝てない
・ダウ理論、エリオット波動、グランビルの法則を最優先で覚える
・初心者の人はサインツールの取引からが始めやすい
バイナリーオプションで稼いでいくのなら、裁量はどこかのタイミングで必ず学んでいかないといけません。
それをしようとしないのは、勉強せずに志望校に合格しようとするようなものですからね。
やはり楽してお金は稼ぐことはできません。
今回の記事でご紹介した基礎知識をまずは理解し、色々な手法を試しながら自分に合ったものを見つけ、その手法一つに絞って検証を繰り返していきます。
手法は一つしか使えなくても、エントリー金額を上げることで十二分に稼ぐことができます。
焦りは禁物です。
急がば回れで、少しずつ裁量は身につけていきましょう。
そうすればどこかで壁を打ち破れる時が来て、必ず稼げるようになります。
それではご覧いただきありがとうございました!
僕も当初は投資は難しいイメージがあったんですけど、バイナリーオプションはやり方がシンプルで、すごい魅力を感じたのを覚えています。
実際すぐにやり方自体は覚えられましたね。