バイナリーオプションで稼ぐためには覚えなければならないことは数多くありますが、手法を学ぶこともやはり必須になってきます。
今回は手法の中でも「逆張り」について、具体的な取引方法や、勝率を上げるには何を意識すれば良いか、解説していきます。
手法については初心者でもわかりやすく、勝ちやすいものをご紹介していきます。
またすでに多く取引をされている方にも生かせる内容となっていて、今回ご紹介する手法を使うだけでも十分安定して勝ち越しを狙えるので、ぜひご参考ください。
【監修】SHO 月収分以上をわずか1日で稼ぐプロトレーダー。最初は給料を入金しては溶かしていたものの、裁量を身につけることで安定したトレードが可能に。現在はRYUと共に『KIMAGURE』を立ち上げ、自分と同じようにトレードで人生が豊かになる人が増えるようサポートに邁進中。 |
目次
バイナリーオプションは逆張りが勝ちやすい
まず最初にお伝えしたいこととして、人によって手法は相性があり、一概に「この手法が絶対的に勝ちやすい」といったものはありません。
誰もが確実に、すぐに使いこなせて勝てる必勝法は無い、ということですね。
僕みたいな経験は、おそらくほとんどの方が通る道だと思います。
楽して勝つために色んな手法を試せば試すほど、頭が混乱してきて勝てなくなるんですよね。
僕はその道を通ったことで、「あ、これ楽に勝てる必勝法なんてないな」と気が付きました。
ただ色々と手法を試した中で、逆張り手法の方が勝ちやすい傾向にあるなと今は感じているんです。
順張りは狩られる恐れがある
基本的にバイナリーオプションは数分単位の「超短期決戦」で勝敗が決まるので、順張りをするのはタイミングが測りづらく、難易度が高いんです。
順張りをする場合、順張りの中でも少し逆方向に動くようなこともあったり(いわゆる調整波、戻り売りや押し目買いなど)、トレンドが始まると思ったら少しレンジを組むようなこともあります。
それで狩られて負けてしまった、という経験があなたにもあると思います。
特に1分足は騙しの動きが非常に多く、
順張りを安定させるにはブライスアクションや上位足の反発ポイントなど、細かい部分も意識しないといけないので、
逆張りと比べると最初やりづらさが僕はありました。
↓例えば下みたいなポイントが順張りの1分騙しの例
どの判定時間を使うかも、経験を積まないと選択が難しいです。
ローしたとして、短すぎてもうまく落ちきらなかったり、長すぎても戻ってきてしまうことがあるなど、順張りはその都度感覚で時間を変える必要がありますからね。
逆張りはタイミングがわかりやすい
一方で逆張り手法は、エントリータイミングが初心者でもかなりわかりやすいんです。
記事の後半で具体的な手法もご紹介していきますが、例えば「このラインに対して条件が揃った状態で到達したらエントリー」とエントリーのトリガーを自分の中で明確に設定できて、システマチックに取引がしやすいです。
あまり難しく考えずに、シンプルに取引したい場合は逆張り手法がおすすめです。
ルールさえ徹底できれば、早い段階で勝ち越せるようにもなりますからね。
必勝法系インジケーターは逆張りがほとんど
少し補足として説明すると、ネット上でいわゆる「サインツール」と呼ばれるインジケーターが必勝法などと謳われ高額で販売されていたりしますが、あれは実はほぼすべてが逆張り手法なんです。
↑サインツールの例。矢印が出た次足で逆張りエントリー
何故そうなっているかというと、順張りはその人その人の感覚も重要で、「こうなったらエントリーする」という条件設定をすることが非常に難しいからです。
逆張りだったら、例えばRSIが鋭角になり、上位足のラインに到達したらエントリー、など条件設定がしやすいので、ツール化することも可能です。
サインツールに興味がある方もいらっしゃるかもしれませんが、ほぼすべてが逆張り手法ということはぜひ理解しておいてください。
それを理解しておかないと、どれだけ評判が良いサインツールを使ったとしても勝つことは難しいですからね。
逆張りで勝てる時間帯
逆張り手法を使う時に絶対に意識しなければならないことに、時間帯があります。
バイナリーオプションで稼いでいる人は、例外なく自分が取引する時間帯を常に意識していて、時間帯によっては取引自体をしないような人もいます。
自分の手法はこの時間帯が勝ちやすい、と理解しているんですね。
スマホで逆張り手法を使い月利1000万円を稼いでいる方も実際にいますが、その方は夕方以降はチャートを見ないと決めていました。
マイルールを持つと取引やメンタルが安定し、大きく飛躍するきっかけとなります。
逆張り手法を使う場合は、できる限り下記の時間帯で取引することをおすすめします。
・午前9時~午後4時
・午前0時以降
順張りが有利な時間帯はNG
なぜ上記の時間帯が良いかというと、それ以外の時間帯は大きなトレンドが発生しやすく、想定以上に値が伸びて逆張りで負けを拾いやすいからなんです。
その辺り詳しくは下の記事で解説しているので、もっと詳しく知りたい方はそちらを読んでみてください。
関連記事:バイナリーオプションは時間帯で勝率が変わる!勝ちやすい時間は?
時給換算をしたら100%稼げない
バイナリーオプションで勝てない人にありがちなのが、時間を決めずにチャートを見続けてしまう、ということがあります。
最初のうちはそれでも良いんです。まずチャートの見方を身につけたり、ローソク足の細かな動きを理解しないと勝てるようにはなれないですからね。
ただいつまでもチャートを見続けていると、どうしてもお金を稼ぎたい欲が出てきて、本来チャンスでもないポイントでエントリーしてしまったりします。
時給換算してしまうという感じですよね。
「これだけチャートを見続けたのに今日はまだ利益が0円だ。まずい・・・」
その焦りが生まれると、お金を稼ぐはずが逆に負けを拾って資金がどんどん目減りして、最終的に資金を溶かすことにも繋がりかねません。
僕はそれで何度資金を溶かしたか覚えてません・・・。
そこから「チャートを見てる時間を時給換算してたな」とある時ふと気づいて、それをやめることで変な焦りがなくなり連勝することが増えました。
投資は労働ではなくお金を働かせて利益を出すものなので、時給換算すること自体がそもそもナンセンスですからね。
損失が出なければ実質勝ち、と思っておくくらいがちょうど良いです。
普通の労働と違い、バイナリーオプションはエントリー金額を変える、もしくは福利で資金を大幅に増やしていけるわけですからね。
取引する時間帯をあらかじめ決めておいて、その時間以外はチャートを見ない、とルール決めするのも大切です。
ある程度自分の中でチャートの見方や使う手法が定まったら、あとは期待値が高いポイントだけ淡々とエントリーすれば利益は出るわけですからね。
利益が出るようになれば、エントリー金額を上げることで簡単に口座残高も増えるようになります。
逆張りのおすすめ手法
ここからは具体的な逆張り手法をご紹介していきます。
正直ここが一番気になる部分だと思いますが、もしあなたがまだ初心者でもポイントを見つけやすく、エントリーしやすい手法を
・エントリー条件(インジケーター、ローソク足の状態など)
・スルー条件
と共にご紹介していきますのでぜひご参考ください。
もちろん初心者でなくても、すでにある程度利益が出ている方にもおすすめの手法になるので、さらに取引数を増やしたい、手法を変えることを検討している場合はチャートを見ながら検証してみてください。
ちなみにここでご紹介する手法は、相場の状況によっては夕方から夜間でもポイントを探すことが可能です。
ご紹介する手法の共通のスルー条件として、
・経済指標がある時間帯
・レンジブレイクして大きなトレンドが発生した時
は絶対に避けるようにしてください。一度しっかりと押し安値や戻り高値を作るなど動きが落ち着いてから、エントリーを検討していきましょう。
上位足ラインでの5分逆張りエントリー
・15分足以上で引いたレジサポラインに対して5分足が確定
・RSIを期間14、70.30に設定し、70か30に鋭角にタッチ
・ローソク足1本で一気にラインにタッチして(大陽線、大陰線)、坊主で確定
・バンドウォークを起こしておらず、売り買いがある状態でラインに到達
・15分足も確定、かつ坊主
・1時間足で引いたフィボナッチリトレースメントに対して確定
・N計算、E計算で値幅合致
○フィボナッチの引き方参考ページ:フィボナッチリトレースメント|FXブロードネット
○N、E計算参考ページ:第10回「目標値計算編 その3」|SBIFXトレード
・ラインに到達する前にレンジを組み、ブレイク1波目で到達
・ローソク足が全体的に短く、コマ足が続いた状態でダラダラとラインに到達
・5分足でソーサー気味に上がってきている時
・ラインに対してヒゲを長くつけている
・RSI70.30にタッチしていない、もしくは70.30で張り付いている
・売り買いがなく、ボリンジャーバンドに対しバンドウォークしている
○スルーポイントの例
30分足のレジサポライン付近の大陽線坊主、RSI70タッチだが、ソーサーで上昇中でラインをブレイクしており、さらに突き抜ける可能性が高い。
エントリー条件で特に重要なのが、レジサポラインに対して大陽線(大陰線)坊主で確定しているかどうか、です。
ローソク足は長い足で、かつ坊主で確定した時は一度反発しやすいんです。
坊主であってもローソク足が短かったり、ローソク足が長くてもヒゲがあると逆張りで負けやすいので、そこはマストで確認するようにしましょう。
V字逆張りエントリー
次にご紹介したいのがV字波形での逆張りローエントリーです。
V字エントリーと一口に言っても色々な種類がありますが、ここでは2パターンご紹介していきます。
○V字逆張りエントリー1
・1分足でエリオット波動5波形成を確認、実体にレジスタンスラインを引く
・5波後に一度下落し、下落時と同じくらいのローソク足の本数でラインに戻ってきたらタッチで1分ローエントリー
・5波目でRSI70を超え、V字で戻った時にダイバージェンス気味になっていることを確認
・5分足以上のレジサポライン、もしくはフィボナッチリトレースメントに対して1分足で5波目形成
・N、E計算で5波目の位置が値幅で合致
○ダイバージェンス参考ページ:ダイバージェンスを活用した取引方法|SBIFXトレード
・1分足でコマ足が多く、ダラダラ上がり続けている
・V字で戻った時に、下降時と上昇時のローソク足の本数が1.5倍以上違う
・5波後にU字になり、丸みを帯びて上がっている
・RSIが一度も70以上に到達していない
・ボリンジャーバンドに対しバンドウォークになっている
○スルーポイントの例
一見綺麗なV字の波形を作っているが、他の根拠が何一つないためスルー。
このV字エントリーは、エリオット波動を見つけるのが重要です。
エリオット波動は当てにならない、という意見もネット上で目にしますが、チャートを見ると明らかに意識される場面が多いことがわかります。
1分足においても、しっかりと売り買いされている状態であれば意識されることは多く、5波目を終えると一度下目線になるケースが多いです。
その後にまた上昇しようとしても、5波目のラインに押し返されやすくダブルトップを作るので、そこを狙うという手法ですね。
○V字逆張りエントリー2
・安値圏で、逆三尊を作りそうな波形を見つける
・逆三尊の戻り高値(ネックライン)の実体にラインを引く
・下降して逆三尊の頭を作り、下降時と同じくらいの本数で上昇してネックラインに到達したらタッチでエントリー
・安値圏ではない
・戻り高値がはっきりと作られていない
・下降時と上昇時のローソク足の本数が1.5倍以上違う
・逆三尊の頭がU字でソーサー気味に上がっている
○スルーポイントの例
下の画像のように、逆三尊の形がはっきり確認できない時はスルー。
このエントリーは非常にシンプルで、初心者の人でも見つけやすくおすすめです。
逆三尊のネックラインを引いて、そこにリズム良くVで戻ったらエントリーするだけですからね。
こちらは1分足でも5分足でも狙えます。
5分足の方が信頼度が高くなりますがポイントは少ないので、基本的に1分足で狙っていくということで問題ありません。
ただ経済指標前後など、明らかに相場の動きが大きい時はスルーしましょう。
レンジ相場での60秒、30秒エントリー
・5分足、15分足がレンジ相場になっている
・移動平均線(画像のケースは期間25)、ボリンジャーバンドが平行になっているのを確認
・1分足のローソク足が全体的に大きくなっている
・5分足、15分足のレジサポラインに対して、1分足で勢いよく到達した時に1分、もしくは30秒でエントリー
・5分足、15分足がレンジ相場ではない
・移動平均線の角度が強い
・ボリバンが広がっている
・1分足の動きが弱い(全体的にコマ足が多い)
・ラインに到達していない
・陽線、陰線続きでラインに到達
このエントリーは相場の値動きが激しい時はできませんが、
午前中や日中、深夜の値動きがおとなしく明らかにレンジ相場だと判断できるときで、近くに何度か反発されているレジサポラインがある場合に狙いやすい手法です。
1分足の動きがしっかりある相場(ローソク足が大きい)が最重要ポイントです。
レジサポラインに長い1本で到達、もしくは勢い良く突き抜けたらヒゲを作る動きをするので、そこを狙っていきましょう。
逆張りだけでも十分稼げる
上の方で値動きが激しい時間帯は逆張りが難しい、とお話ししましたが、その時間帯だと必ずしも逆張りができないわけではありません。
午後4時以降(冬場は午後5時以降)は確かに値動きが激しくなり、ラインも簡単に突破することが多いですが、1時間足以上のレジサポラインは意識されることが多いです。
夕方以降にしか時間が取れない方で、逆張り手法を使いたい場合は、時間軸を広くして取引をしてみてください。
日中の15分足を1時間足と考えて取引する、といったイメージですね。
1時間足で2~3回反発されているポイントであればそこで決済や買いが入る可能性が高く、逆張りも効きやすいです。
また0時以降は値動きが落ち着いてレンジ相場になりやすいので、少し寝る時間をずらして取引をするのもありです。
逆張り手法だけで安定的に、数百万円単位で大きく稼いでいる方も実際にいるので、妥協をせずにちゃんとルールを守れば今回ご紹介した手法でも十分勝ち越せます。
浮き沈みはもちろんありますが、そこで手法をコロコロ変えてしまうか、それとも一つの手法を信じて磨き続けられるかが人生を激変させられるかどうかの大きな分かれ道です。
あなたはお金を稼ぐためにバイナリーオプションを始めたい、もしくはやっているんだと思います。
「エントリー回数を増やすため」にやっているわけではないですよね。
お金を稼ぎたいなら、手法をコロコロ変えず一つの手法を徹底的に磨きましょう。
その覚悟こそが必勝法、と言えるのかもしれません。
バイナリーオプションの逆張り手法まとめ
・バイナリーオプションは基本的に逆張りの方が取引しやすい
・夕方以降でも時間軸を広くすれば逆張り可能
・手法は一つに絞って徹底的に磨き、勝率にこだわる
バイナリーオプションは数分の超短期決戦であり、値幅を取る必要がないので逆張りの方が基本的には取引がしやすく、勝ちやすいです。
RSI70に鋭角にタッチし、上位足のラインに対して大陽線坊主で一気に上がってきたらエントリー、など条件も設定しやすいですからね。
順張りはそういった条件設定をするのが難しく、自分の感覚で常にエントリーを決断していかなければなりません。
人によっては順張りで追っかけた方が精神的に楽で勝ちやすい、というケースもありますが、
逆張りの方がやることは非常にシンプルなので、まだなかなか勝率が上がらない方は逆張り手法を一つ身につけることをおすすめします。
ちなみに順張り手法については下の記事でご紹介しているので、順張りに興味がある方はそちらをぜひご参考ください。
関連記事:順張りでバイナリーオプションで綺麗に勝つ!鉄板手法のロジックを解説
バイナリーオプションは優柔不断だと勝てるようには絶対になれないので、まずは「これだ!」と手法を一つに決めて、それだけを徹底的に磨いてみてください。
本当に一つだけで良いんです。一芸を自分の中で作りましょう。
そうすれば必ず勝率は安定し、利益もついてきますからね。
僕は当初楽して勝ちたかったので、
「簡単に勝てる手法ないかなー」と少し味見して、勝てないとまた違う手法を味見し、といったことを2年以上繰り返していました。
そこで多少トレードの知識は付きましたが、結果的にかなり遠回りだったなと感じてます。